京都ホテル(9723)⑤季節要因、夏冬弱そう

過去の実績を見ると

2018〜2020あたりの四半期決算ごとの売上・利益を見ていくと、なんと、冬・夏の四半期は基本的に軽く赤字になっている。

傾向的に、春秋は売り上げ28~29億円程度、営業利益で3億円少々出せる。そして、冬と夏が少し赤字になり、通年の営業利益が5~6億円位になると言うパターン。

やはり京都の特殊性、夏は地獄のように暑いし、冬は非常に寒い。基本的には外を回って、お寺とかを見るのが楽しみな街なので、例外的に夏の祇園祭のような瞬間風速はあるものの、基本的には夏と冬は春秋ほどには儲からないということなのだろう。

じゃあ今回の第4四半期決算は?

どうなるか。2/14の会社予想に基づけば、売り上げは20億しか上がらず、営業利益はマイナス1億円と予想されている。この予想数値は、IRスケジュール上、おそらく1月には作っていたものだと思われる。(まぁまぁ固めに作ったんだろうと想像)

一方、コロナ前でも冬シーズンは売上で25億円前後あり、2019年冬は営業利益ほぼゼロでしのげていたので、今回も予想(1億円の営業赤字)よりある程度上ぶれすると考えて良いのではないか。

第3四半期(秋シーズン)は、過去最高の数字、営業利益5億円越え達成できているので、今回の第4四半期も、なんとなく、営業利益+ 1億円位で落ち着くんではないだろうか。それ以上行くと、個人的にはまあまあサプライズ。

来期予想

足元の春シーズン、第一四半期は多分凄まじく良い数字が出ると思う。営業利益で7億以上は悠々出るのではないか。

ハッピーシナリオ、春秋シーズンで営業利益8億円ずつ、夏冬シーズンで営業利益2億円ずつあげれば、通年で営業利益20億ですね。コロナ前の営業利益で5~6億円位だから、これ実現できたらガツーンと株価上がりそうな気がします。さあどうなることやら。