さすがに落ちすぎではと
8/14のくそ決算の後、実はそこまで有望ではないんじゃないかと言う気がして、全部売ってしまっていましたが、最近のマーケットの不調に巻き込まれて、株価が3分の2位にまで暴落しているので、ちょっとだけ買ってみました。時価総額、もう23億なんだ…
いいと思う点、いまいちと思う点
いい方は以前のブログで全て書いているので、イマイチの方を改めて。
- 最近、数年の比較的勢いの良い成長曲線は、コロナの特需だったのではないかと言う疑問がある。ベルリッツとかが対面の授業を再開してしまえば、そちらに客が一定戻ってしまうのではないか。
- インターネットなどを使ったコスパの良いサービスと言うのは、そこまで爆発的に伸びないという事は、ライフネット生命が証明したというか、サービスの本質が、実はそこじゃないのでは感。
ライフネット生命の株価の教訓
私はライフネット生命は株式投資先としてはクソ以下だった会社だと評価していまして(会社としてはまともだと評価していますが)、上場した当初は期待感が高すぎて株価も恐ろしく割高で、結局長年かけてやっと今の株価かよ、という印象です。(下のチャート参照)
で、なぜこんなことが起こったかと言うと、生命保険ビジネスの本質を、マーケット参加者がよく理解できていなかったため、みんなキラキラ感に踊らされていたためだと考えてます。
私が思う生命保険ビジネスの本質は、「情報の非対称性を生かして、超利益率の高いかつ高額な商品を、消費者保護の観点からはかなり疑問の残るやり方で、多くの営業スタッフを使って対面販売している」ところにあるんですが(ある意味オープンハウスにも似ている)、ライフネット生命を支持して投資した人たちは、そこがわかっていなかった(ライフネット生命の経営者はどこまでわかっていたんでしょうね。少なくとも起業した当初はあまりわかってなかったんでは、という気もします)。
とても普通の(すごく表層的な)物の見方、「多くの人からお金を集めて、運悪く亡くなった人に保険金を支払うと言うビジネス」という生命保険ビジネス観に基づいて、それを「インターネット等の新技術を使って効率的に運営」すれば、「何か素晴らしいことが起こるのではないか!(わくわく)」と無邪気に考えた中途半端に頭のよい位のレベルの人たち(アホ)が、クソ高いバリエーションで投資をしてしまった会社だったよなー、というのが、私の見方です。
「キラキラ」している、投資すべきではない割高な株価になる銘柄の典型例として、私の中で殿堂入りしている会社です。
ビズメイツに話を戻すと
結局は、上で書いた「ライフネット生命株価問題」臭が少しあるのが嫌なんですよ。以前思っていたほどすげー会社ではないと思っている。でも、今の株価はさすがに落ちすぎだよなーとも思っている。と言う感じです。
既にボロカスに株価が落ちていて、かつそもそもそもはやPERもそこまで高くないですから(今期予想EPSが118だからPER12くらい)、上場したばかりの頃のライフネット生命ほど警戒するではないと思ってもいて、なんとなく、いずれはEPSで150まで戻して、そのうちPER20〜30で評価されれば、株価は3000~4500までいくよね、程度のストーリーで、ちょっとだけ買っておこかなと言うイメージです。今の株価からすれば、2~3倍を目指す感じですね。
ちなみに、私の考える英会話ビジネスの本質は、必ずしも英語の勉強ではなくて、「私自己研鑽やってる感を客に持たせること」「暇な若い女の子(多少お金に余裕があり、マッチングアプリは使いたくない)が大手サラリーマン等との出会いを求めてやる習い事」「本人以外の財布(会社)からお金が出ている場合は、教育してる感を持たせてあげるのが大事」「本人以外の財布(親)からお金が出ている場合は、私がなれなかった英語ペラペラに子供はなってほしい感を(内心馬鹿にしてしまうのを表情には出さずに)肯定してあげるのが大事」です。で、別に、私は意地悪なことを色々言いたいわけではなくて(性格が少し歪んでいるのは残念ながら一定ありそうですが)、上のニーズを、ビズメイツがどれだけ満たせるのかな??と言う疑問がどうしてもあって、結局それがこの銘柄でフルスイングできない理由なんですよね。