株価は10/3の公募から20%以上ダウン
いい感じに株価が落ちてきているので、もう買っていいような気がしました。今週6社のIPOが予定されているからワンチャンさらに落ちる可能性があることを加味しつつも、まあ、今の株価で充分割安じゃないかと。
そこで、IRに問い合わせをしてみました。結果、がっつり買ってもいいだろうと思える自信を得ることができました。
IR問い合わせ結果
Q1)なぜスタンダード?グロースではなく。
A1)グロースよりも流動性が期待できるから。成長性の高い、安定的事業だと自負しているので、将来を見据えると、当社にはスタンダードがふさわしいと判断した。
Q2)8/29の業績予想資料を見ると、2022より2023、2024の営業利益率の低いのはなぜ?IPOコストが重くなるためだろうか?
A2)人件費の影響大きい。2022まで5人ずつくらい増やしてきたが、2023期は期中平均人数ベースで13~14名増やした。24期は11名増やす予定。採用して即戦力になるわけではないので、短期的には収支の数字が悪化してしまう。
さらに、保証と言う商品の特性上、契約を取れても、会計上の売り上げ計上は、そこから12ヶ月で按分される。平均で半分以上、次の年度に売り上げ計上されてしまう。これもあり、営業マンを多く採用した年度は、短期的には収支の数字が悪化しやすい。
Q3)三好との取引はフェア?
A3)全件、取締役会決議にかけないとダメ。四半期に一度、見直しもしている。
どう見るか
- 単純に、拡大への野心・自信が大きいから、グロースではなくてスタンダードに上場したっぽいということが感じられた。長期的には、プライム市場への移行(時価総額200から300億円)を目指しているような雰囲気。もしそれが達成できたら、今の時価総額が17億円しかないので、楽楽テンバガー達成。
- 人をどんどん増やしているので、トップライン(売り上げ)はどんどん伸びていく計画になっている反面、短期的には人件費が増えて、利益も圧迫されてしまう予想に。でも、目先数年はシェア拡大を優先しているのだと考えられる。健全かつ有望だと思う。
- 上場した理由は、営業先からの評価・信用力を向上させることと、採用で有利になるためだろうということが感じ取れた。
- 増員ペースが早まっていると言う事は、経営陣が事業の先行きに相当自信があると言う証拠だと思う。オーナー企業だから、どうなるかわからんような事業には金を出さないはずで。
- 親会社的存在の三好不動産との取引は、東証スタンダードに求められるガバナンス基準、あるいは会社法等に基づき、フェアに処理されているということが感じられた。というか、考えてみると、仮に三好不動産がニッポンインシュアからズルくチューチュー利益を吸い取ろうと思うのであれば、最初からグロースに上場して、調子のいいことだけを言って、目先の株価だけを釣り上げに行けば良かったはずだし、三好不動産には、その程度のズルをできるだけの能力・人材が十分にあるはずだが、全然そうしていない。
買いか?
超久々に、「買い!」と判断。
有価証券報告書とかを細かく見ていくと、大家さんではなくて、不動産管理会社への営業に焦点を当ててやってる会社と感じた。この点、不動産賃貸事業をやっているプロからすると、家賃保証会社を採用するときのキーマンは誰か?と考えれば、実は大家ではなく管理会社なので、この営業方針は非常に賢いなーという印象。
また、実質的なオーナーの三好修氏が、今年の6月から全国賃貸管理協会(業界団体)のトップになっている。営業先の開拓やる気満々やん。
今、キャッシュポジションが十分にあるんであれば、市況的に他にもチャンス案件はたくさんあるものの、一定程度ここの株を買ってもいいような気がしてます。てか、がっつり買いましたが。