岡谷鋼機(7485)の株価考察 その3

2022年度第二四半期決算

以下の通りとても良い業績数字が出ています。この会社の過剰に保守的な通年の予想は一旦無視して、下期も同じ水準の利益が出るとすれば、今年のEPSは2300円から2400円程度。今の株価は9260円なので、下手するとPERで4を切ってます。2021/9に出した中期経営計画の2025年度に達成する数値目標も、前倒しで超過達成になってしまいます。

しかし株価は無反応

PER4の時点でわかると思いますが、チャートを見ても以下の通り9/29以降ほぼ株価無反応なことがわかります。

改めて、以下の中長期のチャートを見ても、大体株価9000円前後で延々とフラフラし続けているだけの銘柄だということがわかります。会社としては毎年安定的に利益が大きく成長しているにもかかわらず。

新日本建設との比較

先日、新日本建設についての記事を書きました。ここと同じく、株価を上げる気が経営陣に全くないと言う会社ですが、それでも以下の点で岡谷鋼機の方が優れていると考えます。

  • 岡谷鋼機は、再投資先が多いので事業成長のスピードが速い。一方で、新日本建設は、基本的にはマンションの分譲と施工請負しかやっていないので、成長速度に限りがある。お金が余って積み上がってしまっている。
  • (今のところ)インフレを強く追い風にして、業績の成長が著しい。インフレに勝てる業態である。一方で、新日本建設はマンションの分譲も施行請負も、今後は原材料価格の上昇が利益の圧迫要因になってくる。

親子上場型・株価放置銘柄との比較

  • 上場している親会社がいないので、安く買い取られる展開は無く、経営方針が変更となれば、いつかこの割安株価が改善される可能性がある。一方で、ジェイエフイーの子会社のような親子上場解消パターンだと、延々激安の株価で放置された挙句、たいしたプレミアムをつけてもらえずに、親会社の数を一定比率もらえるだけで終わりになってしまう。
  • 配当は全然もらえない。より株価抑制姿勢が徹底している。一方で、親子上場の子会社は配当利回りはまあまあいい感じの会社が結構ある。