ハワードマークスの基準でいうと
私は今のシーユーシーの株価が「割安に放置されている」と考えてます。でも、「本当に価値がないからこの株価」な可能性もあるとは思います。なので、改めて考えを整理したいと思います。
ハワードマークスの疑問基準というのがありました。

このハワードマークスの基準「このような疑問を抱いてみよう」に沿って考えてみると…
- 「とりあえず今はホスピス業界を触るのはやめておこう」と言う投資家がプロもアマチュアも多いと思います。
- その理由は、2026年頭に介護報酬制度の改正があるからです。ホスピス業界に大ダメージな制度変更が起こることが懸念される、ということかと。
制度変更は大丈夫なのか?
以下の理由から、シーユーシーにはダメージにはならないのではないかと。
- サンウェルズやアンビスのように、過剰な報酬請求をしている会社だけをピンポイントでつぶしに行く制度改正は、技術的に可能。報酬の上限を設定すればいいだけなので。
- シーユーシーを始めとする、過剰な報酬請求をしていない善良な会社を潰したいとは行政は考えていないと思う。なぜなら、ホスピスの方が病院の終末医療病棟よりも国としては金銭的負担が少なくなるから。国としてはホスピスをまだまだ増やしたい。
- 過重な報酬請求でボロ儲けする会社が制度変更でダメージを受けると、そういった会社がアブク銭で超好条件で集めていた従業員や入居者や賃貸物件が、善良な会社のほうに適正な条件で回ってくることになる。現時点では、アブク銭の会社がダンピング等アンフェアなことをしているので、善良な会社は儲からないのだと、日本ホスピスの社長もIR資料で強く文句を言っている状況。
何か隠れたリスクを見落としていないか
一応、有価証券報告書のリスクの項目は全部目を通してます。今ってIR資料でここまで網羅的、丁寧にリスクの検証してくれるから、わかりやすくていいですよね。
てか、競合の欄見ると、改めていいと思った。
- 医療機関(経営支援)→ワンストップでやってる競合いない。
- 医療機関(アメリカ)→競合あり
- ホスピス→アンビス、サンウェルズ、日本ホスピスが競合。→前の2社、死に体やん。
- 居宅介護→競合は零細ばっか→楽に勝てる
- メディカルケアレジデンス→介護レベル低い施設買って、レベル上げられる→儲かる








買い手(あなた)は売主よりも会社のことを理解できているのか
今の売買の参加者の大半が個人投資家だとすると、この点は自分では大丈夫なつもりです。不動産の扱いのうまさとか、介護業界内での評判とか、相対的に理解度は高そうかと。
なぜ割安なのに売る売り手がいるのか
訳がわかっていないから。暴落して怖いから。
いつ上がるのか
当たり前の話ですが、業績が良くなっていくことを実績として示せれば、高い確率で株価は上がると思います。
今後、11月頭に2Qの決算発表ですが、シーユーシー自身が上期は悪いと言っているので、多分あまりよい数字が出ないでしょう。そこでもう一回暴落し拾うチャンスが出るかもしれません。
じゃぁ11月の決算を待ってから買うことにすればいいのか。そこは正直わからないですね。株価の動きって、みんなが先読みをして期待感で上がっていくこともよくありますから、何とも言えません。だから私は今のうちから買ってホールドし続ける予定です。
株価のイメージ
【楽観】2〜3年後にEPS200→PER20~40で評価されれば4000〜8000円。
【標準】2〜3年後にEPS150→PER20~30で評価されれば3000〜4500円。
【悲観】2〜3年後にEPS100→PER10で評価されれば1000円。

