エニグモ(3665)の株価考察

エニグモとは

アパレルネット通販のBUYMA運営会社。海外在住のバイヤーが無在庫でも出店できる点に特徴がある。売買手数料が収益源。

ユーザ目線の記事によると、メルカリとの比較では、バイマの方が多く稼げるらしい。理由は、高級な商品が多いので利益もあげやすいからとのこと。まぁ少なくとも、メルカリやヤフオクと棲み分けはできているように思います。無在庫okだったり。

最近は海外駐在のバイヤーについて、日本人以外、外国人を増やそうと言う取り組みをしているようです。最近はDEEPLなど翻訳のツールもかなり発達してきましたから、メール・チャットを使う外国人とのコミュニケーションはものすごく簡単になっていますので、バイマのようなビジネスでは追い風になると思います。そもそも商品の買い付けって、現地の人の方が上手・有利でしょうしね。

株価について

2022/3/30現在、@662、時価総額282億円。

直近の純利益(20.5億)に対するPERは13.4です。成長途中のIT企業にしては、激安のバリエーションかと思います。去年の秋ぐらいなら20でも激安に感じましたが…

直近の下落

以下のチャートの通り、下方修正(2021/12/14)と最近のマザーズの暴落のダブルパンチで、株価は暴落しています。下方修正のタイミングで株式の分析をしているホームページがあったのでリンクを貼っておきますが、まぁ、下げすぎかと思います。

最終的に純利益が2098→2055百万円と、2%(43百万円)ダウンしただけで、しかも販管費の上昇が以下の通り4.5億円程度あるわけなので、売り上げはコロナ禍でも伸び続けていますし、まだまだ利益成長は頭打ちになってないように個人的には感じますが、株価は半分以下、ピークからは60%近い下落になってしまいました。

今後の想定

コロナが落ち着いてアパレルがもっと売れるようになれば、利益もすぐに2倍位行くでしょ。そして成長感が戻ってPERも13から30とかになれば、株価はあっさり4~5倍にと思いますが。「グロース株は利上げで弱い」とか言いますが、この株価はもはやグロースの値付けでは無いですし、日本では利上げも多分たいしてやらないですよね。